イームズ ワイヤメッシュチェア

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イームズチェア




DKR 2 5 Eames Wiremeshchair




51年イームズ・オフィスはサイドシェルチェアを踏襲しつつ、より低コストで制作できる椅子を開発したが、それがワイヤメッシュチェアシリーズである。
「トレー、バスケットなど見渡せば、ワイヤ製の素晴らしいものが目に留まった」とチャールズが語っているように、一見ありふれたものからインスピレーションを得たが、作品は簡素で合理的に仕上がった。
ワイヤメッシュチェアのシェル部分はプラスチック製サイドチェアと同じ形であり、48年MOMA(ニューヨーク近代美術館)「国際低コスト家具デザイン・コンペ」応募時に試行錯誤したプレス加工金属、プラスチックチェア用の工業技術、ワイヤ用新素材など今まで、イームズオフィスが取り組んだ技術を集結した延長線上に位置したモデルだった。

DKR(ダイニング・Kワイヤーチェア)

イームズオフィスは抵抗溶接技術の経験があり、ワイヤーメッシュチェアでは制作にこの技術を用いいた。
中心部は強度を上げるため小さな正方形に金属を編み、外側は縁の目の粗い水平ラインで取り囲み、全体の強度と安定性を確保するため二重構造になっている。
DKRは布張りの全くない、究極のシンプルさを実現したワイヤーベースから、一部布張りタイプまで3タイプある。
当初はカリフォルニア州のバナー・メタルズ・オブ・コンプトン社が製造、ハーマンミラー社が販売を担当し51年〜67年まで生産された。2001年から同社から復刻されている。

DKR-2

椅子の座面と背に三角形のパッドを装着したモデル。『ビキニ』モデルとも言われている。
素材は黒と黄褐色のグローブ革、ビニール、黄褐色の綿、ツイードのポップサック、4色のハーレークイーン・プリントがあるなどシックとポップを選べる顧客視点をも兼ね備えている。







DKR-5

一部座面のみ布張りのタイプ。場所とシーンを選ばない秀作。










 イームズ ラウンジチェア&オットマン
 イームズ シェルチェア


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